コーヒーの抽出,浸漬法,透過法
現在行われているコーヒーの抽出法は、
大きく分けると二種類に分けることができます。
一つは「浸漬(しんし)法」。
もう一つは「透過(とうか)法」です。
●浸漬法は、
コーヒーの粉をお湯に浸して、
(方式によってはそれを漉すことで)
コーヒー液を得る方式。
●透過法は、
コーヒーの粉をお湯が通過することで
コーヒー液を得る方式。
かなりアバウトですが、
まあこのように言えます。
…ちょっとわかりにくいですか?
たとえば、
喫茶店などでおなじみの「サイフォン式」。
これは、浸漬法の中で最も進化した抽出法です。
サイフォン式の抽出は見ているだけで楽しく、
いかにも本格的という感じもして、
演出効果バツグンですね。
サイフォン式の抽出は、次の手順で行われます。
1.下側のガラスパーツ(フラスコ)に水を入れ、アルコールランプなどで加熱する。
2.フィルターを装着した上側のガラスパーツ(漏斗)に、コーヒーの粉を入れておく。
3.湯が沸騰しはじめたら一旦火を外し、漏斗を差し込む。
4.再び加熱して沸騰するとフラスコ内の気圧が上がり、湯が上に移動してコーヒーの粉と混ざる。
5.その後火を止めるとフラスコ内の気圧が下がり、漏斗に上った湯がフラスコへ移動する。
6.移動の時に、漏斗に装着されたフィルターでコーヒー液が濾過される。
上記の手順4の時点で、
コーヒーの粉が完全にお湯に浸ります。
ですので、
サイフォン式は浸漬法に分類されるわけです。
さて、ここではコーヒーの歴史については
それほど細かくは突っ込みませんが、
とりあえずかなり大まかに言いますと…
もとはコーヒー豆を砕いてボイルして上澄みを飲んだのが、
お湯に粉を漬けて濾過するもの、
粉の層にお湯を通過させるものへと進化してきました。
基本的には、より美味しいコーヒーを求めて
進化したのでしょうから、ボイルしたり、濾過されていないものは、
味が悪くなるということが、歴史的な流れからもわかりますね。
※途中、味より利便性が勝って
受け入れられた抽出法もあることはあります
※イスラム圏では儀式的、宗教的な意味合いから、
千年前の抽出方法が今も使われていたりするようです
さて、一般的な分類として
浸漬法=サイフォン・パーコレーター・プレスなど
透過法=ネルドリップ・ペーパードリップなど
このように言われています。
しかし、実はこれは間違い。
正しくはこうです。
浸漬法=サイフォン・パーコレーター・プレス・一部のドリップなど
透過法=一部のドリップなど
違いがわかりますね。
「ドリップなら何でも透過法」
ではないのです。
次の記事では、
そのあたりについて書こうと思います。
SponsoredLink